予防歯科Prevention
虫歯になってからではなく虫歯予防が大切!
以前はほとんどの方が歯は痛くなってから病院に行くという考えでしたが、最近は痛くなる前に定期健診などを受け虫歯や歯周病などにならないようなケアが見直されています。
特に歯周病や知覚過敏などは、痛みがない為にほとんどの方が気づかないことが多く手遅れになるケースもあります。
例えば年に1回学校や会社で定期健診などを受けている場合でも進行が早い可能性もありますので安心はできないものです。
ずっと、自分自身の歯を健康に保つということは普段からの少しの心がけが必要です。
その積み重ねが将来の成果につながりますので、予防の大切さが見直されています。
虫歯ができるのはなぜでしょうか?
虫歯の原因の一つとして考えられることは、口の中に居る常在菌と言われています。常在菌は健康な場合はうまく付き合っていけるものですが、「常在菌+糖分+歯質」、この3つが重なると虫歯の原因を作ってしまいます。
ということは、逆に考えるとひとつでも原因が加わらなければ虫歯にはならないということになります。ただ、糖分を取らないということは不可能だと思いますので、虫歯を作る原因は日常生活に潜んでいます。
また、口の中が、酸性になっていると虫歯になりやすいとも言われています。唾液が虫歯を防ぐ役割をしてくれるのですが、歯が柔らかい乳児・何らかの体調不良により唾液が少ない人などは唾液が少ない為に虫歯になりやすいということがあります。虫歯といっても歯のことだけではなくからだ全体に関係してくることもありますので早めの処置が必要になってきます。
歯周治療・口臭予防
歯周病のサイン
- 歯を磨いた時に出血が見られる
- 歯と歯肉の接しているところが赤く腫れる
- 歯肉から膿が出る
- 口臭が気になる
- 唾液がネバネバする
- 朝起きた時に口の中が気持ち悪い
- 食べ物がかみづらく、ときどき血が出る
- グラグラしている歯がある
- 以前と比較して、歯の噛み合わせが変わってきた
- 歯と歯の間に食べ物がよくはさまる
- 1年以上歯科医院に行っていない
歯周病のサインで気になる方へのご提案
年を取ったら歯が抜けて、入れ歯を作るものだと諦めてはいませんか?
歯に年齢は関係ありません!
日本人の成人の8割は、多かれ少なかれ歯茎の問題を抱えています。歯周病は全く 痛みを伴わず、歯が抜け落ちるまで 気がつかないと言う厄介な怖い病気です。歯周病は歯に付着した歯垢や歯石が歯肉下に及び、細菌による炎症を引き起こして、歯を支えている歯槽骨に抜け落ちてしまうのです。
痛みが始まってからでは手遅れです。
まずは、この病巣となっているポケットを清潔にすることにより、歯周病の改善を図ります。
決して、歯ブラシは届きませんので、この治療が不可欠となります。
日頃からの予防と早期発見・早期治療により健康な歯と歯茎を維持し、自分の歯で一生楽しい食生活を過ごしましょう。